バリウムと胃カメラはどっちがマシ?
2016/07/26
先日健康診断がありまして、初めて胃のX線検査を受けました。
胃のX線と言えば…バリウム!!!
こちらの記事にも書いたのですが、
先日テレビで、胃の検査はバリウムよりも内視鏡(胃カメラ)の方が良いけれど、バリウムをなくしたら検査技師さんが職を失うのでなくせないと話しているのを見てしまいました…
去年までは胃の検査が無く、バリウム検査が健康診断に含まれると思っていなかったので、気づいた時にはびっくりしました^^;
健康診断の申し込み時に、最初からバリウム検査があることがわかっていれば、胃カメラでやってもらえる病院を探したのですが…
でも今さらじたばたしても仕方ない!
バリウム飲むのは辛いらしいけど、人生で一回くらいはやってみるのも良いかもしれないと思い、覚悟を決めました。
バリウムの検査レポート
検査一週間前…
健康診断の一種間ほど前から、謎の体調不良が続いていました。
主に胃腸の不調で、胃もたれや食欲不振、吐き気、腹痛など。
それと長びく不正出血…
胃腸の不調は一旦少し良くなったものの、バリウムを飲まなければいけないことに緊張し、検査前日にまた具合が悪く…^^;
しかもバリウムを飲むコツなどを検索していたら、バリウム検査後に電話がかかってきて、胃がんが見つかった…というようなブログも出てきたりして、最近の胃腸の不調がガンだったらどうしよう!?
もし電話がかかってきたら…ガンだったら…
終活をテーマにしたブログでも始めようかな…
などと、かなり突っ走っていました^^;
ネットで読んだバリウム検査の記事には、
- バリウムはセメントみたい
- バリウムは一気に飲むのがコツ
- 発泡剤は舌の奥に置くと良い
- ゲップが出そうになったら下を見てツバを飲みこむ
などのアドバイスが書かれていました。
セ、セメント味…???
恐怖心がつのります。。。
検査前日~当日朝
検査前日の20時以降絶食でした。
水分は当日朝7時まで、200cc以内なら飲んでも良いと書いてありました。
晩ご飯は20時過ぎに済ませ(ちょっと過ぎてしまいました…)、その後は特に水分も摂りませんでした。
お腹を空かせた状態で病院へ。
大腸の内視鏡検査のように下剤を飲まなくて良いのはラクですね^^;
とは言っても後で飲みますが…
いよいよ胃のバリウム検査!
健康診断なので、まずは視力検査や血液検査、心電図などをこなしていきます。
胃のバリウム検査は、割と終盤でした。
レントゲン室に入ると、台の上に立ち、発泡剤(粉)と小さなコップに入ったバリウムを渡され、これで飲んでくださいね~と。
粉薬が苦手なので、発泡剤を2回に分けて飲んでも良いですか?と聞くと、渋い顔をされました^^;
発泡剤を飲むためのバリウムが少量しかないので、できれば1回で飲んだ方が良いみたいです。
そして、検査終了までゲップしないようにガマンしてくださいね~と言われます。
発泡剤を口に入れると…なんとラムネ味!!
駄菓子で、水に入れるとコーラになる錠剤のようなお菓子?がありましたが、それをそのまま口に入れているような感覚でしょうか。
ラムネ味なので、むしろ美味しかったかもしれません 笑。
2回に分けて飲むと言っても9:1ぐらいになってしまいましたが、小さなコップに入ったバリウムで無理矢理流し込みました。
ラムネ味が強くて、バリウムの味はよくわからず。
やった!案外簡単に飲めた!
…と思ったら…
次は大きなコップに入ったバリウムを渡されましたToT
見るからにドロドロしています…
生クリームをさらにドロドロさせたような感じでしょうか。
検査技師さんは被曝防止のために別室に入り、ガラス張りの窓の向こうからマイクで「ゴクゴク飲んでくださ~い。はいゴクゴク~♪」と言っていますが、かなりためらいました…^^;;;
しかし、バリウムはチビチビ飲むのは辛いので一気に飲むのがコツだという事前情報を信じ、意を決してごくごく飲みます!
セメント味…ではなく、何の味だかよくわかりませんが、飲みやすいように味がついていました。
ほんのり甘い、フルーツ味のような感じでしょうか。
元々胃の調子が悪かったので、ちょっと「うっ」となりましたが、胃は空っぽなのでリバースすることもなく、なんとか全部飲みました。
しかし!
胃の中から空気が少し出ちゃいました…
でも検査技師さんにはバレていなかったので、スルー 笑。
そして、立っていた台が徐々に横に倒れ、ベッドのようになります。
「右に3回回ってください~次は左に3回で~す」と、バリウムが胃の全体に行きわたるように?指示を出されます。
そして、レントゲン撮影のために台の角度を変えつつ、色んなポーズを取らされます^^;
台は遊園地のアトラクションのごとく動きます…
途中で一度検査技師さんが中に入ってきて、うつ伏せになってお腹のあたりにタオルを挟まれ、頭の方が下になるような角度で台が倒れていきます…!
この時、かなり腕の力が必要です…
しかし気持ち悪いし、吐きそうになるし、かなりテンパりました><
そして…思いっきり「うっ!!!」と…
吐いてしまったかと思いましたが、大きなゲップが出ただけでした^^;
検査技師さんも吐いたかと思って焦ってました^^;
吐かなかったのは良かったですが、ゲップが出てしまったので「胃のふくらみが足りないので発泡剤追加します」と、先ほどの発泡剤より少ない量のものと、小さなコップのバリウムで飲まされます…
またバリウム…
それもなんとか流し込みますが、ゲップを我慢するどころの話ではありません…
自分の意思とは関係なく、下を向こうがツバを飲もうが出そうになりますし、気持ち悪い…
元々逆流性食道炎があって、上半身の方が下がる体制がかなり苦手(歯医者さんの診察台で、頭の方を下げられるとかなりキツイ)なのですが、その体制な上に胃をタオルで圧迫されるのは無理!ということでタオルははずしてもらいました。
そして、吐きそうなのも、逆さまの体制になって腕で体を支えるのもなんとか我慢し、必死の思いで検査を終えました…
説明がわかりづらくてすみません^^;
検査終了後は下剤を渡されました。
便秘気味の人は2錠、普通の人は1~2錠、下痢気味の人は飲まずに様子をみるそうです。
私は2錠飲みました。
バリウムは体内で固まってしまうので、なるべく早く出した方が良いそうです。
それと下剤は水分を摂らないと効かないので、なるべく水分を摂るようにとのこと。
下剤は夕食後にも飲むように言われました。
レントゲン室を出たあと下剤を飲み、鏡を見たら、唇がバリウムで白くなっていました^^;
これ、鏡を見てなかったら気づかなくて恥ずかしい思いをするところでした><
バリウムの排出
ここまでもアレでしたが、ここからさらに汚い話になるのでご注意ください><
胃の検査のあと、残りの検査も終えて、すぐに帰宅しました。
下剤が効き始めるのは約6時間後と書いてあったのですが…
まず、自宅の最寄り駅に着いた時に吐き気が…
そして家にたどり着く直前に腹痛が…
6時間どころか、2時間後には排出が始まりました。
最初は真っ白でドロドロとした何かが…!!
大腸の内視鏡検査で、大量の液体の下剤を飲んだ後の感覚と似ていました。
前日の20時以降何も食べていなかったので、帰宅してすぐにサンドイッチを食べましたが、元々の胃腸の不調のせいなのかバリウムのせいなのか、食欲はあまりわかず。
たびたびトイレに行きますが、白いものが延々と出てきますね…
その内腹痛がひどくなり、前かがみで歩くぐらいになりました。
トイレ通いは落ち着いてきていたので、そのままソファで横になって寝てしまいました…。
寝すぎて晩ご飯を作りそびれましたが、家にあった残り物で済ませて、夜は下剤を1錠飲みました。
寝る少し前には、白いものから黄色いものへ変化してきていました。
寝ている間、何度も腹痛で目が覚めるのですが、トイレに行っても何も出ず…
早くもバリウムが固まってしまったのかと焦りましたが、無事翌日にはすべて出切ったようです^^;;;
翌日は、オリゴのおかげ+ヨーグルトを食べたのも良かったように感じます。
関連記事:花粉症にはビオフェルミンが良い?腸内環境とアレルギーの関係
その後も下剤のせいなのかバリウムのせいなのか、はたまた元々の胃腸の不調のせいなのかわかりませんが、お腹が調子よくないのが続いていましたが、検査の二日後にようやくいつも通りに戻った気がします。
胃カメラとどっちがマシ?
さて、胃の検査はバリウムと胃カメラどちらがマシなのでしょうか。
胃カメラは過去2回やったことがあります。
1回目は鎮静剤を使ってもらい、思っていたよりずっとラクに検査を受けられました。
(鼻からではなく、口からのタイプです)
麻酔もスプレータイプで、「おえっ」とはなりましたが、それ以降は大丈夫でした。
2回目は別の病院で、最初鼻からで一度トライしたのですが上手く通らず、口からになりました。
鎮静剤はなく、麻酔もあまりちゃんと効いていないような状態でした。
喉にためるタイプの麻酔でしたが、胃の調子が悪くて検査を受けたので、気持ち悪くてうまく喉にためられなくて…
その時は本っっ当に辛くて、拷問のようでした。。。
あのような検査はもう2度と受けたくないと思ったので、それと比べればバリウムの方がはるかにマシでしたね。
でも、胃でも大腸でもそうだと思いますが、検査の設備がしっかり整っていて、患者がなるべく苦痛を感じないように工夫している医療機関であれば、どの検査でもそこまで辛くはないと思います。
最新の設備が整っていなかったり、胃カメラなら麻酔・X線ならバリウムや発泡剤が飲みやすいように工夫されていない場合は、非常に辛い検査になると思います。。。
胃カメラとバリウムは、検査の苦痛はさておき、きちんと病気を発見できる精度を考えれば胃カメラが一番です。
胃カメラを受けたいけれど苦痛が怖い…という場合は、鎮静剤などを使って寝ている間や意識が朦朧としている間にやってもらえる病院なら大丈夫かなぁと思います。
経鼻内視鏡も負担が少ないらしいですが、鼻から上手く入らない場合もあるので、設備があるからと言って必ずしも経鼻内視鏡を受けられるとは限りません。
一方、患者の苦痛を軽減する工夫をあまりしていない病院の場合は、バリウムの方がラクかなぁと思います^^;;;
どの病院でも苦痛を軽減するように考えていないことはないと思うのですが、やっぱり病院によって差があるというのが実感です。
(と言ってもバリウムの方は今回しか知らないですが…)
健康診断について思うこと
それにしても、今回胃のレントゲンの他に、胸のレントゲンも撮っています。
マンモグラフィを撮っている方もいました。
私は年に1度胸のしこりの経過観察で病院に行った時に撮っています。
それから、年に一度歯医者でもレントゲンを撮られます。
こんなに毎年何回もレントゲンで被曝していたら、健康のために受けているはずの検診なのに、かえってガンにならないか心配です…
例えば美容室に行って、「髪の毛が傷んでいるからこんなトリートメントしませんか?こんなシャンプー買いませんか?」と言われても、自分に必要ないと思えば断れます。
でも、病気や健康診断については、過剰になりすぎている気がします^^;
つい「ガンだったらどうしよう…」などと不安になってしまいますが、健康診断や定期健診の回数をちょっと考えた方が良いのかなぁと思い始めました。
PC用336px
- Tweet
-
-
-
関連記事
-
-
保険に入れない!まさかの理由とは?妊活開始前に入っておくべきでした。
漢方を始めて2周期目で、高温期が17日間も続いたため、「これは来月あたり妊娠でき …
-
-
D21 ついに高温期到来!あと、親や友人のありがたみ
ただいま帰省中です^^ D20になっても高温期に入らずに、今回は無排卵なのかと心 …
-
-
家族ノカタチ(第8話)を見て、体外受精について考えたこと
3月6日放送のドラマ「家族ノカタチ」第8話を見て考えたことです。 ネタバレが含ま …
-
-
子どものいない専業主婦ってそんなに変かな?
帰省中、いろんな友人と会っています。 さすがに「子ども作らないの?」と言う人はい …
-
-
D19 排卵しない?
今日はD19なのですが、まだ高温期に移行しません。。。 いつもだったらD17には …
-
-
いびきを(ほぼ)止められた簡単な方法
このブログではもう、恥をさらしまくってますが… 私、寝ている時にいびきをかくんで …
-
-
親知らず(上)を抜歯しました。下とは大違い!
先日歯が欠けた時、歯医者さんで「上の親知らずが虫歯になっている」という指摘を受け …
-
-
子宮外妊娠と卵管切除(ドラマ「家族のカタチ」を見て)
日曜日の21時からやっている「家族のカタチ」というドラマを見ています。 関連記事 …
-
-
原因のない不妊はない、らしい。
先日漢方薬局で聞いたのですが、体のどこか一部だけが悪くて他は良い、ということはな …
-
-
「子なしハラスメント」と「不妊ハラスメント」
「子なしハラスメント」という言葉があるそうですね。 子どもがいない人には、様々な …
- PREV
- 長引く不正出血のため、久々に漢方内科へ。原因は…
- NEXT
- 不正出血を止めてくれた漢方
-